生のカニを刺身で食べるならこの選び方で
カニの刺身は美味しいですよね。
カニの専門店に行けば食べられますが、手軽に食べようとしたら選び方に注意が必要です。
活ガニは生で食べられますが、冷凍されているカニは生でも刺身では食べられません。
カニには寄生虫がいる?! 刺身にするなら気を付けて
鮮度のいいカニなら刺身で食べられます。
しかし、店頭で刺身用のカニを見かけることはほとんどありません。
カニの産地の北海道に行けば料亭などで食べられるかもしれません。
でも口で言うのは簡単ですが、カニの刺身を食べるためだけに旅行するのは大変ですよね。
ご家庭でカニの刺身を楽しむには活ガニを買わないといけませんが、なかなか店頭には並びません。
そこで、カニ通販サイトの出番です。
店頭では年末年始くらいしか見かけない活カニが通販サイトを利用すれば購入することができるんですね。
なお、冷凍された生のカニは打っていますが、それを刺身にするのは避けるべきです。
寄生虫の恐れがあるうえに、刺身で食べると活ガニに比べて味が落ちます。
ただし、活ガニは通販サイトでも扱いが難しく、そんなにたくさんは流通に乗りません。
したがって、購入できるカニ通販サイトの数は限られています。
カニ刺しの美味しい調理法
活ガニは貴重ですから、できれば失敗せずに美味しく調理したいですよね。
美味しい調理法をここで紹介しましょう。
甲羅から足を切り取って、一本一本に切れ目
1.まずカニの足を体から一本残らず根元から切り離します。
刺身には足の一番太い部分を使います。
関節で切り離し、ハサミを使って切れ目を入れます。
抗すると、中の身が取り出しやすくなります。
2.足から身を抜き取る
先ほどの切れ目から殻を開きます。
殻が開いたら身を取り出します。
取り出した身にはカニの赤い膜がついていますから、それをはがします。
3.水で洗う
取り出した身を氷水につけます。
5分ほどしたら取り出します。
そのころには、カニの身がお花のようにきれいに開いているはずです。
4.美味しくいただきましょう
水から取り出したカニを刺身としていただきます。
お好みで、カニ酢、ないし醤油で。
カニ酢は、お酢2、醤油1、ダシ1の割合で、あとはお好みで塩や砂糖などを入れましょう。
カニには寄生虫が潜んでいることも 生は駄目
カニはほかの魚介類と同じく寄生虫が潜んでいる危険があります。
火を通せば安全に食べられますが、刺身で食べるときには注意が必要です。
カニの寄生虫として知られているのは、カニビルがあります。
カニビルは、甲羅に着いた黒いつぶつぶのことです。
この黒いつぶつぶはカニビルの卵なのです。
実はこのカニビルは、甲羅を産卵場所に選んでいるだけで、カニには寄生しません。
そして、人間が食べても害はないらしいのですね。
食べてみますか?
カニビルの卵はカニの美味しさの目安?
カニビルの卵がカニについていると、カニが脱皮してから時間が経っていることが分かります。
脱皮したばかりのカニは、脱皮のために栄養を使ってしまい、殻の中に身が入っていません。
しかし、脱皮から時間が経つと体力を回復して殻の中に身が詰まっていることになるのですね。
ただし、それは一般的にそういう傾向があると言うだけで、必ずしもカニビルが付いているカニが身が詰まって美味しいとは限らないようです。
カニビル以外の危険な寄生虫の存在?
海で採れるカニ(海水種のカニ)には寄生虫はついていないと言われます。
しかし、淡水種のカニには寄生虫が潜んでいる危険性があります。
淡水種のカニに寄生しているのは、ウェステルマン肺吸虫、大複殖門条虫が知られています。
ウェステルマン肺吸虫が人間の体内に入ると、肺吸虫症という病気になります。
肺に炎症を起こしたり、血痰が出る、喀血するなどの症状がおこります。
しかし、きちんと加熱調理をすれば、この寄生虫を殺菌することができるということです。
大複殖門条虫が人間の体内に入ると、下痢や腹痛を引き起こします。
毒性はそれほど強くありませんが、きちんと加熱をするべきです。
淡水のカニにはこのような寄生虫が寄生していますから、刺身で食べることはできません。
刺身でカニの種類ごとの味わいの違いをテイスティング
活ガニとして売られているカニはカニ刺しとして食べられます。
そして、カニによって、刺身にした時の味わいに違いがあります。
具体的には、
毛ガニ | ズワイガニ | タラバガニ |
---|---|---|
氷水の中での身開きがよく、お花のように開く 目で楽しめる |
甘い身が楽しめる | 身の甘さが楽しめる |
活ガニをお取り寄せすると、刺身ならではの味わいを楽しめますよ。
コメント